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「偽の神に祈るなど、定命のなんと愛らしく愚かしい事だろうな。」

 

モラグ・バルに忠誠を誓う吸血鬼。

 元々はレマン2世のドラゴンガードであり、狂信的ともいえるアカトシュ信者であった。

 第一紀2840年のフォースコア戦争の最中、ヴァレリウスは敵の召喚師が開いたコールドハーバーへのポータルに落とされデイドラに捕らえられてしまう。デイドラの玩具として数十年間の拷問を受け、精神的に疲弊していたヴァレリウスはアカトシュに見捨てられたと思い込み、竜神への信仰を捨て、身も心もモラグ・バルへ捧げ吸血鬼の始祖として生まれ変わる。

 吸血鬼となってからはニルンの全ての生き物を隷属化させるモラグ・バルの計画のため定命を捕縛や拷問を行っている。

 特にエイドラ信者を堕落させる事を好み、幻覚や誘惑など様々な方法を用いて引きずり落とす。

 また本人は自身の隷属である吸血鬼達の”父親”としての立場に拘っており、”子供達”に対しては盲目的なほど過保護になる一面もある。

 定命相手には蔑んだ態度を取る事が多いものの、一定の力を持つ者には敬意をあらわにする。コールドハーバーで長い期間を過ごしたためか世間知らずな一面があり、極度の方向音痴でもある。

 自分を見捨てたアカトシュには複雑で激しい感情を抱いており、その名を聞いただけで怒りを表すことも。またツァエシ人に関する話も地雷案件になっている。

​ ヴァレリウス本人に両親の記憶は無いが、ツァエシ人の父とインペリアルの母の間に生まれたハーフであり、定命であった頃は黄金の瞳に舌先が割れているなど蛇人の特徴が見られる。

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